カクレモモジリ
捕まえ方
用意するもの
ひも 熟した桃 木の棒(L字型) 新聞紙
@ L字型にした木の棒を立て、桃をひもでつる。
この時、ハサミでひもに切り込みを入れておく。
A 桃の真下に穴をほる。
B 新聞紙を敷いて、そっと土をかぶせる。
C これで落とし穴の完成。はなれた場所で、
カクレモモジリがくるのを待つ。
※ 罠のまわりに、桃の香りをつけておくと、より効果的です。
飼い方
@ 約50センチ四方の木の箱に、土を敷きつめる。
※ カクレモモジリは、土にもぐって寝ることがあります。
土の高さは30センチ以上にしておきましょう。
A まん中に木を植え、そのてっぺんに桃をのせる。
B 箱のよすみに、桃の香りをつけた脱脂綿を立てる。
桃の香りをつけておくことで、カクレモモジリは
箱の外に出ることはありません。
1日1回、脱脂綿をこうかんし、桃の香りをつけましょう。
カクレモモジリがいなくなったら、桃の中にもぐりこんで
いるはずです。桃のわれ目にそって、桃を切ってみてください。
寄生するための桃は、古くなったらこうかんします。
ベニキノコビト
捕まえ方
落ち着いてそっと近づき、やさしくつまみあげてください。
実はベニキノコビトのトウチンには、幻覚作用を引きおこす
毒があるのです。
とてもおとなしい性格なのでめったに毒は出しませんが、
乱暴にされたり、興奮させると臭気を出して危険です。
ベニキノコビトにストレスをあたえないようにしましょう。
※念のためマスクを着用するのがよい
※やさしくつつみこむように持つ
通気性のよいかごなどに入れて持ち帰りましょう。
この時、シイタケなどのキノコを下に敷きつめておくと、
ベニキノコビトはとても落ち着きます。
うかつの手を出してはいけません
顔が凶悪だったり、色や形がおかしいキノコビトは、
さわらず写真だけ撮っておきましょう。
飼い方
@ 用意するものは、水槽(深さのあるもの)、腐葉土、落ち葉、
倒木(コケの生えたもの)、キノコなど。
A 腐葉土の上に落ち葉を敷きつめる。倒木とキノコを配置する。
※ベニキノコビトの場合、シイタケ、マツタケ、ブナシメジなどの
キノコを気に入るようです。いろんなキノコをためしてみましょう。
B 水槽の置き場所は、静かで薄暗いところをえらぶこと。
写真のように窓際にセットし、すだれなどで光を調整
してあげるのもよい。
森の中のようすを再現してみよう。
種類の豊富なキノコビトですが、謎も多く、実態はわかっていません。比較的ポピュラーなベニキノコビトでさえ、何を食べているのかはっきりしていないのです。腐葉土を枯葉に巻いて食べている姿が何度か目撃されていますが、それが主食なのかは不明です。
オオヒレカワコビト
捕まえ方
用意するもの
おとりの魚 竿(2.5mくらいのもの) 釣り糸と針 たもあみ
@ おとりの魚の口に針を通し、そっと泳がせます。
そのままじっと、おとりの魚にからみついてくるのを待ちます。
A からみついてきたときは、かなり引きが強いのでしんちょうに。
釣りの経験のない人は、釣り堀などで練習しておきましょう。
注意
体がかわかないうちに、水にもどしてあげてください。
オオヒレカワコビトは、まれに海でも発見されることがあります。大雨などで川の激流に流されてしまったとか、獲物をもとめて海に下ってくるといった説がありますが、ほんとうのことはまだわかっていません。河口付近の定置あみや地引きあみに、アジなどに混じってとれることがあるようです。
バイブスマダラ
捕まえ方
罠のつくり方や仕掛け方はとても簡単です。
罠にかかるようすを見ながら、捕まえ方を説明しましょう。
@ 公園の草の生えているところやベンチのそばに、
少しつぶした空き缶をおきます。缶をつぶす加減は、
バイブスマダラが叩けるくらいの高さに調節します。
缶は2つおくのがたいへん効果的です。
A 口笛を吹きながら、一定のリズムで手を叩きます。
口笛 ウン・ヒュヒュ・ウン・ヒュー、ウン・ヒュヒュ・ウン・ヒュー
手拍子 ウン・タタ・ウン・タン、ウン・タタ・ウン・タン
※ ウンは鳴らさない
B 音につられてバイブスマダラがやってきました。
空き缶を見つけ、口笛、手拍子にのって、叩きはじめます。
バイブスマダラは気分がのってくると、空き缶を叩きまくります。
この時、もう口笛と手拍子は必要ありません。
バイブスマダラが疲れてくるのを、じっと待ちましょう。
C 疲れて寝るのを待つ
バイブスマダラが演奏に疲れたところを見はからい、
薬草をつめた運動靴(軍手でもよい)をさし出してください。
薬草を食べ、煙を出しはじめると眠くなってきます。
運動靴に入って寝てしまいますので、そっと持ち帰りましょう。
飼い方
バイブスマダラの飼育には、広い場所が必要です。
家の中では飼うことはできません。庭やベランダを使います。
ここでは、ベランダを使用して説明します。
@ ベランダに草を配置します。
草はいろんな種類のものを、なるべくたくさんおくようにする。
A 雨風をしのぐ、テントを用意する。
ビニールシートを利用して、棒とひもでテントに仕上げる。
これで準備完了です。まわりの草を食べるので、草が枯れないように日々注意してください。好物の薬草も、1週間に2、3度はあたえましょう。